『WiMAX(ワイマックス)』の名前はなんとなく知っているけれど、具体的にどのようなサービスかわからなくて、実際に申し込んで良いものか悩んでいませんか?
この記事では、そんなあなたに向けてWiMAXの基礎知識やメリット・デメリットなどを解説します。
特に、下記項目に該当する方にWiMAXはおすすめです!
モバイルルーターやホームルーターの契約を検討中の方は、ぜひ事前にチェックしてみてください。
WiMAX(ワイマックス)とは何か?基礎知識編
そもそもWiMAXとはどういったサービスなのでしょうか。
基礎知識を出来るだけ分かりやすく解説しますので、まずはさらっと読んでみて下さい。
通信規格としての『WiMAX』
WiMAXは、無線でインターネットに接続する通信技術規格の1つです。
正式名称は『Worldwide Interoperability for Microwave Access』で、それぞれの単語の頭文字をとってWiMAX(ワイマックス)と呼んでいます。
光回線とは異なり開通工事などを行う必要が無く、専用端末でモバイル電波を受信してインターネットに接続できるのが特徴です。
スマホやタブレットなどが利用しているモバイル通信と同じようなものという認識でOKです
インターネットサービスとしての『WiMAX』
日本で最初にWiMAXサービスを提供したのはUQコミュニケーションズです。
UQのWiMAXサービス『UQ WiMAX』の人気が広まるにつれ、WiMAXの知名度はどんどん広がっていきました。
結果的に、日本では『WiMAX』という名前は通信規格ではなく、『WiMAX通信を利用したインターネットサービス』を指す方が一般的になっています。
WiMAXの使用回線
現在のWiMAXの通信規格は『WiMAX +5G』です。
一世代前の『WiMAX 2+』の最大通信速度は558Mbpsでしたが、WiMAX +5Gになり最大通信速度は2.7Gbpsまで大幅にアップしました。
5G接続時は一般的な光回線の最大通信速度よりも速いです
尚、WiMAXサービスは以下の3種類の電波を使用しています。
複数のネットワークを併用しているため、幅広いエリアでインターネットに接続できるのが強みです。
どのプロバイダでも通信の仕組みは同じ
WiMAXサービスは、UQコミュニケーションズ以外にも複数のプロバイダが運営しています。
しかし、実は全てUQコミュニケーションズが電波を供給しているため、どのプロバイダのサービスを選んでも通信品質や対応エリアは変わりません。
異なるのは、契約期間や月額料金、申し込みキャンペーンの内容など、各プロバイダが決められる部分となります。
WiMAXで使える端末の種類
WiMAXで使える端末は、『モバイルルーター』と『ホームルーター』の2種類あります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.モバイルルーター
モバイルルーターは、持ち運んで使える小型のWi-Fi端末です。
専用端末でWiMAX電波を受信しWi-Fiを飛ばします。
好きな場所で気軽にWi-Fi環境を構築できるため、外出先でもパソコンやタブレットなどを使いたい人におすすめです。
別名『モバイルWi-Fi』や『ポケット型Wi-Fi』とも言われます。
2.ホームルーター
ホームルーターは、自宅に設置して使うWi-Fi端末です。
導入時に工事は不要で、専用端末をコンセントに挿すだけでWi-Fi環境が構築できます。
一般的にモバイルルーターよりもホームルーターの方が通信が安定しやすく、同時接続台数が多いです。
一方で、端末が大きく、コンセントが無いと使えないので外出先での利用には向きません。
そのため、ホームルーターは自宅用のインターネット回線を気軽に導入したい方に向いています。
WiMAXのメリット
WiMAXには5つメリットがあります。
一つずつ見ていきましょう。
1.データ使用量無制限の高速通信
WiMAXの月間データ使用量は『無制限』、つまり使い放題です。
以前のWiMAXには3日間で10GBまでという厳しい制限がありました。
しかし『WiMAX+5G』になり、大容量のデータを取り扱う機会も増えたことで、データ使用量の制限は撤廃されています。
WiMAXならデータ残量などを気にせず、思い切りインターネットが楽しめます
さらに、WiMAXは通信速度も高速です。
下り最大通信速度は2.7Gbpsで、これだけ速ければ動画視聴やオンラインショッピングなども快適です。
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
---|---|
4K | 20 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
SD 360p | 0.7 Mbps |
2.工事不要でどこでもインターネットに接続できる
WiMAXはモバイル電波を利用してインターネットに接続するサービスですから、光回線のような設置工事は必要ありません。
また、小型のモバイルルーターなら外出先でも利用できるため、旅行先やカフェでインターネットに接続できます。
街中で誰でも気軽に利用できるフリーWi-Fiは便利ですが、セキュリティに不安を抱いている方も多いでしょう。
外出先でもインターネットに接続したい方は、WiMAXを使うことで場所を問わずどこでも安全に接続できます。
3.無線インターネットサービスの中でも対応エリアが広い
WiMAX以外にもモバイルWi-Fiサービスは多数あります。
ですが、WiMAXと比較すると、他社サービスの対応エリアはあまり広くありません。
例えば、スマホキャリアの提供するモバイルルーターは、自社のモバイル電波のみで通信します。
一方、WiMAXはWiMAX電波とauのモバイル電波を併用しています。
利用できる電波が多いため、WiMAXは全国の幅広いエリアでインターネットに接続できるというわけです。
4.月額料金が安くてお得
月額料金の安さもWiMAXの魅力です。
WiMAXの月額料金はプロバイダごとに異なり、それぞれ独自の割引サービスなどを展開しています。
比較表にまとめました。
窓口 | 月額料金 |
---|---|
★1位★ GMOとくとくBB WiMAX+5G | 端末発送月:1,089円 1~12カ月:3,784円 13〜35カ月:4,334円 36カ月〜:5,104円 |
★2位★ Zeus WiMAX | 〜2カ月:1,474円 3〜36カ月:3,784円 37カ月〜:4,708円 |
★3位★ 5G CONNECT | 〜15カ月:4,727円 16〜24カ月:4,298円 25カ月〜:4,950円 |
☆4位☆ BIGLOBE WiMAX | 契約初月:0円 1カ月目:1,166円 2〜24カ月:3,355円 25カ月〜:4,928円 |
☆5位☆ UQ WiMAX | 〜25カ月:4,268円 26カ月〜:4,950円 |
どのサービスを選んでも通信品質は変わらないため、出来るだけ月額料金の安いところを選ぶのがおすすめです
5.auやUQモバイルのスマホとセット割引が組める
WiMAXは、auスマホやUQモバイルスマホとのセット割引に対応しています。
それぞれの割引額を表にまとめました。
au | UQモバイル | |
---|---|---|
割引名称 | auスマートバリュー | 自宅セット割 |
割引額 | 550円〜1,100円 | 638円〜1,100円 |
適用可能台数 | 最大10台 | 最大10台 |
どちらのセット割も、家族のスマホを併せて10台まで割引対象にすることができます。
かなり大きな割引になるので、対象スマホをお持ちなら忘れずに適用させましょう。
ちなみに、auスマートバリューと自宅セット割は合計10台まで併用可能です
WiMAXのデメリットや注意点
WiMAXには多くのメリットがある一方、デメリットも存在します。
契約を検討している方は、こちらもしっかり把握しておきましょう。
1.光回線のほうが通信が安定している
自宅向けインターネット回線の主流となっている『光回線』と比較すると、どうしてもWiMAXの方が通信は不安定です。
光回線は宅内まで有線で繋がっていますが、WiMAXは基地局から飛んでいるモバイル電波を使用するので、環境の影響を受けやすいためです。
また、WiMAXが使用している周波数帯は障害物に弱い傾向があります。
地下やビル内などではインターネットに繋がりにくいこともあるので、ご注意ください。
とはいえ、『WiMAX +5G』は屋内に強いau回線も使えるので、以前に比べると安定性はだいぶ良くなっています
2.プロバイダが多く契約先に迷う
WiMAXの難点として、プロバイダの多さも挙げられます。
WiMAXサービスの大元はUQコミュニケーションズですが、多数のプロバイダが業務提携してサービスを提供しています。
使用するモバイル電波は同じですので、どのプロバイダを選んでも通信品質や対応エリアは変わりません。
ただ、契約期間や月額料金、申し込みキャンペーンの内容などは異なるため、プロバイダ選びはとても重要です。
複数サービスを比較するのが不得意な人には、WiMAXは難しく感じるかもしれません。
WiMAXがおすすめな人は?
WiMAXは、特に下記の項目に当てはまる方におすすめです。
自宅のみで使うWi-Fi環境がほしいのであれば、まずは光回線から検討してみて下さい。
導入時に工事が必要なのは面倒ですが、それさえ終わってしまえば快適なインターネット生活が待っていますから
『どうしても工事をしたくない』または『工事ができない』といった事情がある人には、WiMAXのホームルーターの出番です。
工事不要で気軽にWi-Fi環境を構築することが出来ます。
外出先でもWi-Fiを使いたい人には、WiMAXのモバイルルーターがおすすめです。
フリーWi-Fiよりもセキュリティが高いため、どこでも安心してインターネットに接続できます。
WiMAXのおすすめプロバイダ『GMOとくとくBB』
運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社 |
---|---|
月額料金 | 端末発送月:1,089円 1~12カ月:3,784円 13〜35カ月:4,334円 36カ月〜:5,104円 |
端末代金 | 月額770円×36回払い ※総額27,720円 |
事務手数料 | 3,300円 |
データ制限 | 無制限 |
契約期間 / 違約金 | 2年間 / 0円 |
スマホセット割引(月額) | au:1台につき最大1,100円 UQモバイル:1台につき最大1,100円 |
独自キャンペーン | 通常:25,000円キャッシュバック 他社乗り換え:最大41,000円キャッシュバック |
WiMAXを契約するなら、プロバイダは『GMOとくとくBB』がおすすめです!
特にコスト面で優れているので、ランニングコストを抑えてインターネットを使いたい方は、第一候補として検討してみてください。
GMOとくとくBB WiMAX+5Gのおすすめポイント
GMOとくとくBB WiMAX+5Gの魅力は、高額キャッシュバックと月額料金割引です。
基本のキャッシュバックは25,000円で、他社のインターネット回線から乗り換えた場合は、なんと最大41,000円に増額されます。
また、月額料金は割引が効いて、数あるWiMAX窓口の中でも最安クラス!
3年間の割引総額は4万円以上となり、キャッシュバック額と合わせた特典総額は最大8万円を超えます。
GMOとくとくBB WiMAX+5Gから申し込めば、他社に比べて圧倒的にお得にWiMAXを利用することが可能です!
まとめ
WiMAXの基礎知識やメリット・デメリット、どんな方におすすめなのかを紹介しました。
今記事のまとめです。
WiMAXは、特に下記のような方におすすめのインターネットサービスです。
自宅のみで利用するホームルーターと、外出先でも利用できるモバイルルーターがあるので、ご自身の使い方に合った方をお選びください。
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