先日、2年間使い続けていたモバイルルーター『Mugen WiFi』を解約しました。
起動が遅い、ちょくちょく途切れるなど不満を抱きつつも、それなりに便利に利用していたのですが、最近iPhoneの回線を『楽天モバイル』に変えたことでめっきり使う機会が減ってしまったためです。
楽天モバイルは、楽天の自社回線エリア(バンド3)で使っている限りデータ容量無制限で、テザリングも出来ますから!
子供にタブレットで動画を見せたりノートパソコンでブログ投稿する程度なら、iPhoneのテザリングで充分です
尚、Mugen WiFiを解約するために久しぶりに公式サイトをチェックしたのですが、解約方法についての説明がほとんど無く、非常に分かりにくかったのでこの記事にまとめておきます。
解約予定の方の参考になりましたら幸いです。
Mugen WiFiの解約手順
Mugen WiFiの公式サイトには解約方法についての説明がほとんど無く、『よくある質問』の中に次の一文だけ記載されています。
解約申請フォームよりご連絡いただき、解約手続きが可能です。
Mugen WiFi公式サイトのよくある質問
ただ、肝心の解約申請フォームへのリンクがどこにもありません。
探せども探せども見つからず、途方に暮れてMugen WiFiに問い合わせてみたところ、こんなお返事をいただきました。
以前送信させていただきました契約書(PDFデータ)の内容をご確認ください。
契約書中に解約申請フォームのURLが記載されています
という事で、過去のメールをさかのぼり契約書をチェックしてみたところ、確かにURLが書かれていました!
しかし、小さい文字で、しかもアンダーラインを消したり、文字色を黒くして一見リンクとは分かりづらくしてあります。
いや、不親切!
事業者側はできるだけ解約してほしくないと思っているからか、Mugen WiFiに関わらず解約方法は分かりづらいところが多いです!
最後の最後でMugen WiFiへの印象が非常に悪くなってしまいましたが、解約申請フォームも無事見つけたし、サクッと退会しちゃいましょう!
1.契約書にURLが記載されている『解約申請フォーム』に必要事項を入力して送信
解約申請フォームへのリンクは、Mugen WiFi契約後に『support@mugen-wifi.com』のメールアドレスから送られてきている契約書のPDFファイルに記載されています。
フォームを開いたら、必要事項を入力して送信しましょう。
入力項目は下記の通りです。
尚、契約番号はMugen WiFiから契約書が送付されてきた際のメール文面に記載されていました。
2.解約専用ダイヤルに電話する
解約申請フォームを送信しても、まだ解約手続きは完了していません。
次は『解約専用ダイヤル』に電話して確認事項に返答しなければならないんです。
尚、解約専用ダイヤルの電話番号は、解約申請フォームの途中にしか出てこず、受付後の画面や【自動送信メール】には記載されていないので必ずメモしておきましょう。
ちなみに、電話が混み合っていると『またお掛け直しください』と音声が流れて自動的に切られてしまうようです。
重ね重ね不親切!
5回くらい掛けてやっとオペレーターさんに繋がりました。
電話では確認のためと称して、次のようなことを聞かれます。
外出先から電話する方は、事前に契約番号などをメモっておいた方がよいでしょう。
ちなみに、いろいろ引き止めのお話も頂きましたが丁重にお断りしました。
- このまま継続利用していただけるなら月額料金から300円値引きますがいかがですか?
- 無料で最新端末に変更することもできますが(その場合、新たに2年契約を結ぶ)
3.端末を返却する(2年以上使えば返却不要)
最後に端末一式をMugen WiFiに返却します。
尚、Mugen WiFiによると端末本体および化粧箱のIMEI(管理番号)は同一のものとなっているそうで、付属品も含めて一つでも欠品、または破損や汚損があった場合は最大22,000円の追加費用が発生するそうです。
結構厳しいわね
返却する際は、下記一式が揃っているかチェックしましょう。
また、送料は利用者側の負担です。
Mugen WiFi側で返送された端末を検品して問題が無ければ、やっと解約完了となります。
ちなみに、25カ月以上使った方は返却の必要はありません。
尚、私は25カ月目に解約したのですが、解約専用ダイヤルに電話した際にこんなことを言われました。
25カ月以上利用した方が端末一式を返却すると、最終月の月額料金1カ月分が無料になるのですがいかがいたしますか?
でも、何か付属品が足りないとか、汚れているとか言われたらいやだなと思って断っちゃいました。
Mugen WiFiの契約期間は2年間
Mugen WiFiの一般的なプランの契約期間は2年間です。
スマホや光回線でおなじみの自動更新契約ではなく、2年ぽっきり。
そのため、解約違約金が掛かるのは2年目までで、3年目以降は一切不要です。
利用期間 | 解約違約金 | 端末の返却 |
---|---|---|
1〜 12ヶ月目 | 9,900円(税込) | 必要 |
13 〜 24ヶ月目 | 5,500円(税込) | 必要 |
25ヶ月目以降 | 0円(税込) | 不要 |
尚、2年以内で解約した場合は端末の返却が必要になります。
万が一紛失していたり返却しなかった場合は、契約月残数×1,760円(税込)の端末違約金が発生してしまうのでご注意ください。
一方、3年目以降からは端末の返却は不要です。
Mugen WiFiの公式サイトは『お問い合わせフォーム』のリンクが分かりづらい……
私は、公式サイト内を探しても解約申請フォームが見つからないのでMugen WiFiに問い合わせて教えてもらったのですが、そもそもお問い合わせフォームのリンクも見つけるのが大変でした。
実は、Googleなどの検索エンジンで『Mugen WiFi お問い合わせ』と打った方が早いです
Mugen WiFiの公式サイトからお問い合わせフォームを開くには、下記手順を踏んでください。
尚、問い合わせ時にも『ご契約番号』などが入力必須になっているので、事前に用意しておきましょう。
Mugen WiFiのデメリット
私がMugen WiFiを解約する第一の理由は、iPhone×楽天モバイルのテザリングで充分だと感じたからです。
ただ、Mugen WiFiには少なからず不満もありました。
主なデメリットを3つ挙げます。
1.電源を入れてから電波を掴むまで時間がかかる
Mugen WiFiは、電源を入れてからインターネットに繋がるまで結構時間が掛かります。
早くて3~5分くらい、ひどい時は10分以上繋がらないことも。
すぐ使いたい時に限って遅いから、めっちゃイライラする~
利用場所にもよるのかもしれませんが、私の環境では『電源を入れて即繋がった』という事はありませんでした。
2.一度繋がっても途中でよく切れる
一度インターネットに繋がったからと言っても安心できません。
途中で電波が途切れることも多々あるんです。
例えば、視聴していた動画が突然止まったり、ノートパソコンでブログを書いていても頻繁に下書きに失敗したり。
途中まで書いたデータが消えないか不安になります。
3.速度が遅い
残念ながら、Mugen WiFiは低速になってしまう事も多かったです。
私が使っていたのはU2sという端末で、下りの最大通信速度は150Mbpsのはずですが、実測値では下り10Mbps前後が多く、時には1Mbpsに届かないこともありました。
下記は、速度測定サイト『みんなのネット回線速度』さんで公表されている、Mugen WiFiの時間帯別の平均速度です。
時間帯 | 下り | 上り | Ping |
---|---|---|---|
朝 | 8.52Mbps | 6.72Mbps | 78.23ms |
昼 | 9.37Mbps | 11.05Mbps | 65.78ms |
夕方 | 11.29Mbps | 6.08Mbps | 49.13ms |
夜 | 11.67Mbps | 5.23Mbps | 65.63ms |
深夜 | 13.99Mbps | 9.82Mbps | 47.73ms |
やっぱり、みんな遅いわねぇ
調子が悪い時はホームページを開くだけでももっさりとして、動画もほとんど見られません。
また、反応速度を表すPing値も高く、オンラインゲームなどにも向かないことが分かります。
4.2年未満で解約する際の負担が大きい
Mugen WiFiを2年未満で解約した場合、解約違約金と端末違約金がダブルで掛かってしまう可能性があります。
解約違約金は下表のとおり。
利用期間 | 解約違約金 |
---|---|
1〜 12ヶ月目 | 9,900円(税込) |
13 〜 24ヶ月目 | 5,500円(税込) |
25ヶ月目以降 | 0円(税込) |
また、2年未満で解約した際は端末を返却するのですが、化粧箱や説明書、USBケーブルもセットにしておかないと、最大22,000円の端末違約金が掛かってしまうんです。
これ、気付かずに箱や説明書を捨てちゃった人って結構いるんじゃないの?
楽天モバイルのテザリングがあればモバイルWi-Fiはもういらない?!
『外出先でもインターネットがしたい!』という私の欲望のために、不満を抱きながらも契約を続けてきたMugen WiFiですが、ついにお別れの時がやってきました。
そのきっかけになったのが、iPhoneの回線を楽天モバイルに変えたことです。
楽天モバイルは、NTTドコモ、au、SoftBankに次ぐ『第4のキャリア』で、楽天独自の回線『バンド3』と、auから借りているパートナー回線の2回線を利用して通信サービスを提供しています。
そして、楽天のバンド3エリア側なら定額料金でデータ容量無制限、つまりインターネットが使い放題になるんです!
楽天エリア(バンド3) | 使い放題 |
---|---|
パートナーエリア(au) | 毎月5GBまで |
この楽天モバイルの回線を使いiPhoneでテザリングすれば、モバイルWi-Fiはもういらないのではないでしょうか?!
ということで、Mugen WiFiを解約する前にiPhone×楽天モバイルのテザリングでテストしてみることにしました。
iPhoneのテザリングの弱点。無線だとよく切れる
iPhone×楽天モバイルの回線速度はMugen WiFiより速くて快適でした!
下記は、速度測定サイト『みんなのネット回線速度』さんで公表されている、楽天モバイルの時間帯別の平均速度です。
時間帯 | 下り | 上り | Ping |
---|---|---|---|
朝 | 34.42Mbps | 20.04Mbps | 50.76ms |
昼 | 28.48Mbps | 16.16Mbps | 51.85ms |
夕方 | 30.86Mbps | 16.94Mbps | 51.8ms |
夜 | 28.29Mbps | 17.74Mbps | 52.68ms |
深夜 | 34.35Mbps | 17.26Mbps | 50.38ms |
どの時間帯もMugen WiFiより2~3倍速いことが分かります。
ただし、iPhoneのテザリングには弱点がありました。
実は、設定の『インターネット共有』以外の画面に移ったり、スリープ画面になった状態で約90秒間接続が確認されないと、自動的にテザリングがオフになる仕様になっているんです。
これにより、気付かないうちにタブレットやノートパソコンとの接続が切れてしまっている事が多々ありました。
動画を視聴している時はそんなに切れないのですが、なぜかブログなどの更新時は頻繁に切れてしまう印象です。
ブロガーとしては、これはキツイ
有線テザリングで解決!
テザリングが自動的に切れるのは、設定の『インターネット共有』以外の画面に移ったり、スリープ画面になった状態で約90秒間接続が確認されない時です。
つまり、スリープしない設定にして、ずーっと『インターネット共有』画面を開いておけば、テザリングの自動オフは防げます。
ただ、画面を開きっぱなしにするのはなんだか抵抗がありました。
そこで、試してみたのが有線テザリングです。
パソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続してインターネットを利用します。
すると、何という事でしょう!
ぜんぜん切断されなくなり、非常に快適にブログ更新ができるようになりました!
これで外出先でのインターネット回線が確保でき、無事Mugen WiFiを解約することができたのでした。
尚、iPhoneとWindows PCで有線テザリングする場合、PC側に事前にiTunesをインストールしておく必要があります。
iTunesをインストールしていないと、Windows PC側でiPhoneが認識されないようです。
まとめ
Mugen WiFiの解約方法についてまとめました。
今記事のまとめです。
Mugen WiFiは下記の手順で解約できます。
尚、一般的なプランの場合、2年未満に解約すると解約違約金と端末一式の返却が必要ですのでご注意ください。
また、これから契約を検討している方は、もしかしたら楽天モバイルのテザリングの方が目的に合っているかもしれません。
併せて検討してみましょう。
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