- ドコモのスマホを使っている家族が多いんだけど、おうちのインターネット回線をドコモ光にしたらメリットある?
- ドコモ光にはどんなサービスがあるのかな
- 料金は高くない?
こんな風にドコモ光のことが気になっている方のために、ドコモ光はどんな光回線なのか、料金はいくらなのか、どんなサービスがあるのかなどの情報をまとめました。
申し込みを悩んでいるなら、ぜひチェックしてみて下さい。
ドコモ光とは
ドコモ光は、その名からも分かる通りNTT系の大手携帯キャリア『docomo(ドコモ)』が運営している光回線インターネットサービスです。
全国に張り巡らされているNTTのフレッツ光回線を借り、提携プロバイダのサービスとセットにして提供する一体型光回線で、このようなサービス形態を『光コラボレーション』と言います。
そのため、サービスの提供エリアはフレッツ光と同じでほぼ全国!通信品質も同等です。
一方でフレッツ光よりも安い料金で利用でき、さらに工事費完全無料やドコモスマホとのセット割引など魅力的なサービスが揃っているのが特徴です。
ドコモ光の特徴一覧表
サービス形態 | 光コラボレーション |
---|---|
月額料金 | ≪タイプA、2年契約の場合≫ ・戸建て:5,720円 ・マンション:4,400円 |
通信速度 | 最大1Gbps ※エリアによって最大10Gbpsプランもあり |
IPv6対応状況 | 選択するプロバイダによって異なる ※メジャーなプロバイダはほぼ全て対応済み |
実測平均速度 | ・平均Ping値: 19.3ms ・平均ダウンロード速度: 259.77Mbps ・平均アップロード速度: 273.44Mbps |
契約事務手数料 | 3,300円 |
回線工事費 | キャンペーンにより一括無料 |
対応エリア | 全国対応 ※NTTフレッツ光と同じ |
スマホ割引 | あり ※ドコモ光 セット割 |
Wi-Fiルーター | プロバイダによって永年無料レンタルあり |
オプション | ・ドコモ光電話 ・ドコモ光テレビオプション ・ひかりTV ・スカパー! ・セキュリティ など |
※実測平均速度は、『みんなのネット回線速度』サイトで2024年1月1日から直近3ヶ月に計測された結果から計算されたものです。
ドコモ光の料金
ドコモ光の料金を、契約する際に1度だけかかる『初期費用』と、毎月支払う『月額料金』、各種サービスを自由に追加できる『オプション料金』に分けて紹介いたします。
初期費用(契約事務手数料・開通工事費)
多くの光回線は契約時に契約事務手数料と開通工事費が掛かります。
特に光回線サービスの開通工事費は、電柱から宅内まで光ファイバーを引き込む作業を行うので、決して安くはありません。
ただ、ドコモ光の場合はキャンペーンにより工事費が一括無料になるんです!
ドコモ光の工事料金 | 一括無料! ※通常:22,000円 |
---|
※土日に工事を行う場合は追加料金3,300円が掛かります。
他社回線でも工事費無料キャンペーンを展開しているところはありますが、そのほとんどは実は工事費の請求はちゃんと発生し、2~3年かけてその相当額を割り引いていく『実質無料』が多いんです。
この場合、割引が全部適用される前にサービスを解約してしまうと、残った工事費は全て自己負担となってしまいます。
一方、ドコモ光の場合は最初から工事費が0円になる『完全無料』なので、工事費の残債を支払う事はありません。
月額料金
戸建て | マンション | |
---|---|---|
1ギガ タイプA (2年契約) | 5,720円 | 4,400円 |
1ギガ タイプB (2年契約) | 5,940円 | 4,620円 |
1ギガ 単独タイプ (2年契約) | 5,500円 +プロバイダ料 | 4,180円 +プロバイダ料 |
※契約期間の縛りの無いプランもありますが、上表の料金より戸建ては1,650円、マンションは1,100円高くなります。
ドコモ光には様々なプランが用意されていてちょっと分かりづらいのですが、基本的にタイプAのプランがおすすめです。
それぞれのプランの特徴はこんな感じになります。
タイプA・タイプBは回線とプロバイダがセットになっているタイプ、単独タイプは回線とプロバイダを別々に契約するタイプになっています。
単独タイプは、例えば『どうしても使いたいプロバイダがあるけど、ドコモ光と提携していない』というケースで利用が考えられますが、別途プロバイダ料金が掛かるため結果的に割高になってしまうのがデメリットです。
そこまでしてドコモ光でそのプロバイダを使う必要があるのか、よく考えてみましょう
結局、ほとんどの方にとってタイプAのプランが一番おすすめです。
尚、まだ利用できるエリアは少ないですが、一般的な光回線の10倍の最大通信速度を誇る『10ギガ』も、タイプA・タイプB・単独タイプから選択できるようになっています。
戸建て | |
---|---|
10ギガ タイプA (2年契約) | 6,380円 |
10ギガ タイプB (2年契約) | 6,600円 |
10ギガ 単独タイプ (2年契約) | 5,940円 +プロバイダ料 |
※契約期間の縛りの無いプランもありますが、上表の料金より1,650円も高くなるのでおすすめしません。
オプション料金
ドコモ光で利用できる代表的なオプションサービス、光電話と3つの映像サービスの料金を表にまとめました。
ドコモ光電話
月額料金 | 通話料金 | |
---|---|---|
ドコモ光電話 | 550円 | 日本全国 8.8円 |
ドコモ光電話バリュー | 1,650円 | 日本全国 8.8円 |
光ファイバー網を利用して通話する固定電話サービスです。
NTTの加入権電話と使い勝手は変わらず、電話番号も電話機もそのまま移行できます。
それでいて基本料金と通話料は大幅に安くなるので、ドコモ光を契約するなら固定電話も併せて乗り換えることをお勧めいたします。
ドコモ光電話バリューは、ドコモ光電話の基本料金と発信者番号表示などの6つのオプションサービス、さらに528円分の無料通話が付いたプラン。
迷惑電話対策などでオプションに加入する予定なら、ドコモ光電話バリューにした方がお得です。
テレビサービス
月額料金 | |
---|---|
ひかりTV | 基本プラン:1,100円 専門チャンネルプラン:2,750円 専門チャンネル・ビデオプラン:3,850円 |
ドコモ光テレビオプション | 825円 |
スカパー! | ドコモ光テレビオプション料金 +スカパー基本料金:429円 +『スカパー!基本プラン』の場合:3,960円 |
ドコモ光には2つのテレビサービスオプションが用意されています。
ひかりTVは、工事不要で自宅のテレビに対応チューナーを繋げるだけで、豊富なコンテンツを家でも外出先でも楽しめる映像配信サービスです。
地デジ・BSはもちろん、豊富な専門チャンネル、ビデオオンデマンドも網羅しているのが特徴ですが、その分月額料金は少し高め。
テレビでいろんな番組を視聴したいご家庭向けと言えます。
一方、ドコモ光テレビオプションは、アンテナ不要で安価な月額料金で地デジとBS放送が楽しめるサービスです。
地デジとBS放送だから、いわゆる普通のテレビね
ただし導入には工事が必要で、テレビ1台の場合でも13,530円の初期費用が掛かります。
※ドコモ光と同時に申し込み、テレビ1台のみで利用する場合の初期費用です。後から申し込んだ場合や2台以上対応させる場合は更に初期費用が高くなります。
ドコモ光の『スカパー!』は、ドコモ光テレビオプションのオプションとして提供されているサービスです(ややこしい)。
そのためスカパーを見るのに、ドコモ光テレビオプション料金、スカパー基本料金、さらにスカパーのプラン料金がそれぞれかかります。
尚、ドコモ光テレビオプションとスカパー!を同時申し込みすると、テレビ接続工事などの初期費用が実質無料になるキャンペーンを展開しています。
ドコモ光の速度
ドコモ光は、NTTのフレッツ光回線を利用して通信を行う光コラボレーションサービスですので、通信品質はフレッツ光と全く同じです。
ただし、選択するプロバイダによっては混雑を避けて通信を行う事が出来る『IPoE/IPv4 over IPv6接続方式』に対応しているため、インターネットを快適・高速に楽しむことが出来ます。
速度測定が出来る『みんなのネット回線速度』で公表されていたドコモ光の平均実測値は下表のとおり。
下り平均速度 | 上り平均速度 |
---|---|
259.77Mbps | 273.44Mbps |
この速度ならストレスを感じることなく、十分快適にインターネットが利用できるはずです。
尚、ドコモ光は契約するプロバイダーによって速度が異なります。
速度を重視したい方は、実測平均速度などをチェックして下り平均速度の速いプロバイダを選びましょう。
下り平均速度 | 上り平均速度 | |
---|---|---|
GMOとくとくBB | 275.05Mbps | 311.37Mbps |
OCNインターネット | 270.69Mbps | 273.78Mbps |
BIGLOBE | 235.78Mbps | 251.52Mbps |
※実測平均速度は、『みんなのネット回線速度』サイトで2024年1月1日から直近3ヶ月に計測された結果から計算されたものです。
ドコモスマホとのセット割が組める
ドコモ光 セット割は、ドコモスマホとドコモ光をセットで利用することで、スマホ側の月額料金割引が受けられるサービスです。
割引額はスマホ1台当たり550円~1,100円。
自分や家族の端末も併せて合計20台まで割引対象に含めることが出来ます。
ちなみに、他社回線のセット割はオプション加入などが条件になっている場合が多いのですが、ドコモ光セット割の場合はドコモ光とドコモスマホを契約しているだけでOKです。
ドコモ光 セット割の割引額
スマホの料金プラン | 割引額 |
---|---|
eximo | 永年 –1,100円 |
irumo 0.5GB | — |
irumo 3GB | 永年 –1,100円 |
irumo 6GB | 永年 –1,100円 |
irumo 9GB | 永年 –1,100円 |
スマホの料金プラン | 割引額 |
---|---|
5Gギガホ プレミア 5Gギガホ ギガホ プレミア ギガホ | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ4:~7GB> | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ3:~5GB> | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ2:~3GB> | 永年 –550円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ1:~1GB> | — |
※『ahamo』はセット割対象外です。
まとめ
ドコモ光はどんな光回線なのか、料金はいくらなのか、どんなサービスがあるのかなどの情報をまとめました。
今記事のまとめです。
ドコモ光は、携帯事業者のNTTドコモがNTTのフレッツ光回線を借り、提携プロバイダサービスとセットにして提供している光回線です。
NTTのフレッツ光回線はほぼ全国に張り巡らされているため、ドコモ光の提供エリアもまた全国。
そのため、提供エリア外が多いNURO光やauひかりが行き届かない地域でも、ドコモ光なら契約できるケースは多いです。
ドコモ光の特徴の一つに、キャンペーンにより開通工事費が無料になることが挙げられます。
他社の場合、『工事費は発生するけど、同額を月額料金から分割して割り引くため最終的に0円になる』実質無料がほとんど。
一方、ドコモ光は最初から0円になる一括無料のため、仮に早期解約することになっても工事費の残債が発生しないんです!
また、ドコモスマホの月額料金が最大1,100円割引になるセット割が組める点は他社回線と似ていますが、他社では大体適用条件に含まれている光電話の加入は不要です。
さらに、なんと家族のスマホも併せて最大20回線まで割引対象に含めることが出来ます。
家族にドコモスマホの利用者が多い場合は、自宅のインターネット回線にドコモ光を選ぶメリットは大きいでしょう。
※ahamoはセット割の対象外です。
ドコモ光の提携プロバイダは20社以上あり、利用者が好きなところを選べるようになっています。
特に決めているところが無いようでしたら、月額料金が安くWi-Fiルーターが無料レンタルできて、v6プラスという高速通信規格を標準装備しているプロバイダ『GMOとくとくBB』がおすすめです。
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