NTTドコモは自宅向けに2つのインターネットサービスを提供しています。
光回線を宅内まで引き込む『ドコモ光』と、工事不要でWi-Fiを手軽に導入できるホームルーター『ドコモ home 5G』です。
どちらも非常に評判の良いサービスなので、『ドコモ系のインターネット回線を引きたいけど、どちらにしようか悩んでいる』という方も多いのではないでしょうか。
ということで、この記事ではドコモ光とドコモ home 5Gの違いを比較し、どちらがおすすめかを解説いたします。
ちなみに、あなたの環境や用途によっておすすめが変わります!
ドコモ home 5Gとドコモ光のどちらを契約すればよいか決めかねている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ドコモ光とドコモ home 5Gの違いを比較表でチェック!
ドコモ光とドコモ home 5Gの概要を比較表にまとめました。
ドコモ home 5G | ドコモ光 | |
---|---|---|
種類 | ホームルーター | 光回線 |
月額料金 | 4,950円 | マンション:4,400円 戸建て:5,720円 |
最大通信速度 | 下り:4.2Gbps 上り:218Mbps ※5G通信時 | 下り:1Gbps 上り:1Gbps |
開通工事 | 不要 | 必要 ※工事費は無料 |
端末代金 | 必要 ※実質無料 | 不要 |
利用開始までの期間 | 数日 | 最短約2週間 |
契約期間/違約金 | 無し | 2年/有り |
電話・テレビオプション | 無し | 有り |
月間データ量 | 無制限 | 無制限 |
スマホセット割引 | 有り 最大 1,100円割引 | 有り 最大 1,100円割引 |
対応エリア | 全国 | 全国 |
表の通り、ドコモ光とドコモ home 5Gには共通している点と異なる点があります。
なぜかモバイル通信であるはずのドコモ home 5Gが、光回線のドコモ光に勝っているように見える項目も多いです。
実際のところはどうなのでしょう。
それでは、共通点と異なる点について、それぞれ確認していきましょう。
ドコモ光とドコモ home 5Gの3つの共通点
ドコモ光とドコモ home 5Gには共通点が3つあります。
1.ドコモユーザーはスマホセット割引でお得
ドコモのスマホを契約している方は、ドコモ光とドコモ home 5Gのどちらを選んでもセット割が適用できます。
割引額はスマホ1台当たり550円~1,100円/月。
しかも、離れて暮らす家族のドコモスマホも併せて、合計20台まで割引適用が可能です。
家族の契約台数によってはかなり大きな割引になるでしょう。
スマホの料金プラン | 割引額 |
---|---|
eximo | 永年 –1,100円 |
irumo 0.5GB | — |
irumo 3GB | 永年 –1,100円 |
irumo 6GB | 永年 –1,100円 |
irumo 9GB | 永年 –1,100円 |
スマホの料金プラン | 割引額 |
---|---|
5Gギガホ プレミア ギガホ プレミア | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ4:~7GB> | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ3:~5GB> | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ2:~3GB> | 永年 –550円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ1:~1GB> | — |
※『ahamo』はセット割対象外です。
2.全国対応の提供エリア
ドコモ光とドコモ home 5Gは、どちらも日本全国が対応エリアとなっています。
ドコモ home 5Gはモバイル回線を使って通信しますが、人口カバー率99%のドコモ回線なので全国どこでもほぼ問題ありません。
一方のドコモ光も、人口カバー率95%のNTTフレッツ光回線を使っています。
この2つが両方とも契約できないといった事態はほとんど発生しないでしょう。
ただし、ドコモ光は住んでいる建物によって契約できないケースがある点に注意が必要です。
どちらかに当てはまる場合、ドコモ光対応エリア内でも契約できない可能性があります。
この場合は、ドコモ home 5Gの契約を検討しましょう。
3.データ通信量が無制限
月間のデータ通信量が無制限な点も、ドコモ光とドコモ home 5Gの共通するメリットです。
一般的に光回線は制限がないので、ドコモ光に関してはあまり驚きはないかもしれません。
すごいのは、モバイル回線を使っているドコモ home 5Gも無制限という点です!
モバイル回線を使う端末の多くはデータ容量に制限が設けられています。
例えば、スマートフォンでよくある『月間◯◯GBまで』や、モバイルWi-Fiの『3日間で◯◯GBまで』といったもので、これを超えると通信が低速に制限されて満足にインターネットが使えません。
ドコモ home 5Gにはその心配が無いんです。
ただし、1つ注意点があります。
ドコモ home 5Gは直近3日間で膨大なデータ通信を行うと、一時的に通信が遅くなることがあると公式に明言されているんです。
ちなみに制限がかかるデータ量は公表されていません。
まあ、一般的な使い方をしている限りは引っ掛かることは無いでしょう。
ドコモ光とドコモ home 5Gの5つの違い
続いて、ドコモ光とドコモ home 5Gの違いを5つの項目に分けて紹介していきます。
1.【通信速度】速くて安定しているのはドコモ光
ドコモ光とドコモ home 5Gの最大通信速度は下表のとおりです。
下り最大速度 | 上り最大速度 | |
---|---|---|
ドコモ光 | 1Gbps | 1Gbps |
home 5G【4G通信】 | 1.7Gbps | 131Mbps |
home 5G【5G通信】 | 4.2Gbps | 218Mbps |
一見、ドコモ home 5Gのほうが優れているように思えますが、表の数値は理論値であり実測値ではありません。
実際に通信速度が速くて安定しているのはドコモ光です。
光回線は宅内まで直接光ファイバーを引き込むので、通信が安定しやすく理論値に近い速度が出せます。
対するドコモ home 5Gはスマホと同じようにモバイル回線を拾う仕組みです。
そのため、建物や天候などの影響を受けやすく、どうしても光回線よりも通信が不安定になります。
したがって、理論値ではドコモ光より速くても実測値では下回ってしまうわけです。
下り平均速度 | 上り平均速度 | |
---|---|---|
ドコモ光 | 259.77Mbps | 273.44Mbps |
home 5G | 155.43Mbps | 18.24Mbps |
※『みんなのネット回線速度』で2024年1月1日から直近3カ月に速度測定されたデータの平均値
ドコモ光は理論値の約4分の1の速度を出せているのに対し、home 5Gは4G通信だとしても約8分の1以下。
実際の速度もドコモ光のほうが速い結果となっています。
特に上り速度にいたっては約10倍の差です。
ドコモ光の上り速度であれば、動画配信やバックアップなどのアップロード作業も快適に行えるでしょう。
2.【工事】ドコモ home 5Gは工事不要ですぐに使える
ドコモ home 5Gはモバイル回線を利用しているため、工事は一切不要です。
申し込んで数日程度で端末が届いたら、後はコンセントに挿すだけでインターネットが利用できます。
引っ越しが多い方でも、住所変更手続きをすればすぐにインターネットが使える点もメリットです。
一方のドコモ光は開通工事が必要になります。
引っ越す場合、転居先でも再度開通工事をしなければなりません。
申し込みから開通まで最短でも2週間ほどかかり、3月〜4月の引っ越しシーズンと被るとさらに期間を要するでしょう。
すぐにインターネットを使いたい方や、開通工事が面倒な方、光回線工事が出来ないエリアにお住まい方にはドコモ home 5Gがぴったりです。
3.【解約金】ドコモ home 5Gは契約期間の縛りなし
ドコモ光の一般的なプランは2年間の自動更新契約となっています。
いわゆる2年縛りで、契約満了月の当月・翌月・翌々月以外に解約すると、戸建タイプ5,500円、マンションタイプ4,180円の解約違約金を支払わなければなりません。
ちなみに契約期間なしのプランもありますが、月額料金が高くなってしまうので結果的に2年契約より高くついてしまいます。
一方、ドコモ home 5Gは契約期間がないため解約金も不要です。
突然の転勤や短期間だけ使いたいケースに柔軟に対応できます。
ただし、端末代金を分割払いしている場合は注意が必要です。
ドコモ home 5Gの専用端末『home 5G HR02』は、ハイスペックなだけあって71,280円となかなか高額です。
ただし、購入すると月々サポートキャンペーンが適用され、36カ月間に渡って月額料金が1,980円割引されます。
合計で71,280円の割引となるため、端末代金が実質無料になるんです。
ただし、36カ月たつ前に解約してしまうと割引はその時点で終了となり、残った端末代金は一括で支払わなければなりません。
解約違約金は0円でも、端末代金の残債が掛かることに注意しましょう。
一括払いを選択した人や、残りの端末代金を気にしないのであれば問題ありません。
4.【ping値】オンラインゲームをするならドコモ光
オンラインゲームを遊びたいと考えている方は迷わずドコモ光を選びましょう!
ドコモ home 5Gなどのホームルーターは、どうしてもping値が高くなってしまうからです。
ping値は回線の応答速度を表したもので、数値が高いと遅延、いわゆる『ラグ』が生まれやすくなります。
平均ping値 | |
---|---|
ドコモ光 | 19.3ms |
home 5G | 54.37ms |
※『みんなのネット回線速度』で2024年1月1日から直近3カ月に速度測定されたデータの平均値
格闘ゲームやFPSといった一瞬の反応速度が重要なゲームほど、ping値の低さが大切です。
2倍以上の開きがあるため、オンラインゲームをする人はドコモ光の方が無難でしょう。
5.【電話・テレビオプション】オプションを使う予定ならドコモ光
ドコモ光は、光電話や光テレビなどの便利なオプションが豊富です。
たとえば『ドコモ光電話』は光回線を使った固定電話サービスで、通常のNTT加入電話よりも基本料金と通話料金が大幅に安くなります。
電話番号も電話機も今使っているものをそのまま引き継げるので、ドコモ光を導入するなら契約して損はない人気のオプションサービスです。
一方ドコモ home 5Gにはオプションサービスはありません。
光電話や光テレビが使いたいならドコモ光を選びましょう。
ドコモ光がおすすめな人
ドコモ光がおすすめな人をまとめました。
基本的に、光回線工事ができる人、工事が終わるまで待てる人にはドコモ光をおすすめします。
ドコモ home 5Gはホームルーターの中では非常に優れていますが、物理的に回線を引くドコモ光にはまだかないません。
マンションにお住まいの場合、月額料金もドコモ光の方が安くなります。
ドコモ home 5Gがおすすめな人
ドコモ home 5Gがおすすめな人は、次のいずれかに当てはまる人です。
ドコモ home 5Gは下り速度が速いため、ダウンロード作業がメインであればストレスなく利用できます。
例えば、Webサイト閲覧やオンラインショッピング、動画視聴などの使い方です。
申し込みから数日で利用できるので、急いでネット環境を作らなくてはいけない緊急時にも適しています。
違約金の縛りもないので短期間だけの利用も可能です。
ドコモ光もドコモ home 5Gもお得なキャンペーン窓口から申し込もう!
ドコモ光もドコモ home 5Gも、窓口によっては申し込み時にお得な特典を受け取ることが出来ます。
キャッシュバックなどが受け取れるおすすめのキャンペーン窓口を紹介しますので、ぜひご活用下さい!
ドコモ光のおすすめ窓口『GMOとくとくBB』
特典 | ・100,000円 キャッシュバック ・dポイント 2,000pt(期間限定・用途限定) |
---|---|
手続き方法 | 開通月を含む4カ月目に届く 案内メールに従い 振込指定口座を登録 |
適用条件 | とくになし |
受取時期 | 5カ月後 |
ドコモ光の一番おすすめの申し込み窓口は、プロバイダの『GMOとくとくBB』です!
高額キャッシュバック+dポイントが貰える上に、Wi-Fiルーターが永年無料でレンタルできるなど、キャンペーンがとても魅力的です。
さらに、月額料金が安く実測値が速いことも評価のポイントになりました。
もちろんドコモスマホの月額料金が割引になる『ドコモ光 セット割』や、新規工事費が無料になる公式キャンペーンも併用可能です!
ドコモ home 5Gのおすすめ窓口『GMOとくとくBB』
ドコモ home 5Gをネットで申し込むなら、GMOとくとくBBのキャンペーンサイトがおすすめです!
今GMOとくとくBBでドコモ home 5Gを申し込むと、20,000円分のAmazonギフト券が貰えます。
NTTドコモの公式サイトから申し込んだ場合のキャンペーン特典は、期間・用途限定のdポイント15,000ptですので、GMOとくとくBBの方がお得なんです。
もちろん、どちらから申し込んでも以下の公式キャンペーンは適用可能。
どこから申し込んでもドコモ home 5Gの速度や月額料金は変わりませんので、どうせならよりお得なキャンペーン窓口を活用しましょう!
まとめ
ドコモ光とドコモ home 5Gの違いを比較し、どちらがおすすめかを解説しました。
今記事のまとめです。
どちらを選んでも月間データ量に制限はなく、ドコモスマホユーザーなら1台につき最大1,100円のセット割引が受けられるのがメリットです。
ドコモ home 5Gは工事不要のお手軽さながら下り速度が速く、Webサイト閲覧やオンラインショッピング、動画視聴などの使い方なら快適にできるでしょう。
とはいえ、自宅まで直接光ファイバーを引き込む光回線にはかなわないので、基本的にはドコモ光がおすすめです。
まずはドコモ光を検討してみて、不都合があった場合はドコモ home 5Gを視野に入れてみると良いでしょう。
ドコモ光とドコモ home 5Gでどちらを選ぶか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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