ドコモのホームルーター『home 5G』の購入を検討する上で事前に確認しておきたいのが、対応エリアです。
ドコモ home 5Gは、ドコモのスマホと同じエリアで使えるため、日本全国を幅広くカバーしています。
ただし、5G対応エリアと4G LTE対応エリアに分かれているので、自宅がどちらに入っているかを事前にチェックしておきましょう!
尚、ドコモ home 5Gは名前に『5G』と入っていますが、4G LTEエリアでも十分快適に使えるのでご安心ください。
今日のうちのhome 5G
— 福冨 昭宏 (@AkihiroFukutomi) June 17, 2022
4G 5G
下り 427.23 624.11
上り 47.69 51.91
※単位Mbps
※「スピードテスト」サイト
今朝はなぜか「みん速」サイトがつながらなくて「スピードテスト」サイトで代役。#home5G #ドコモ pic.twitter.com/iZsXxRUwPf
この記事では、ドコモ home 5Gの対応エリアの検索方法や、エリアに関する注意点等を紹介いたします。
ドコモ home 5Gの対応エリア検索方法
ドコモ home 5Gが利用できるモバイル通信網は、『5G通信』と『4G LTE通信』の2種類あります。
5G | 5世代目のモバイル通信網。 今主流の4G LTEと比べて通信速度が飛躍的に向上し、遅延が起きにくくなります。 ※対応エリアはまだ限定的。 |
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4G LTE | 第3.9世代のモバイル通信網。 日本全国に幅広く対応し、スマホなどの通信に用いられています。 |
自宅がどちらのエリアに対応しているか、ドコモ公式のサービスエリアマップで検索してみましょう。
『1.住所から検索する手順』と『2.都道府県から探す手順』をそれぞれ紹介します。
1.住所から検索する手順
ドコモ home 5Gの使用場所が決まっている場合は、住所から直接検索する方法が便利です。
以下の手順で、指定した住所周辺が対応エリアに含まれるか、マップ上で確認できます。
2.都道府県から探す手順
引越しなどの関係で、移転先周辺の対応エリアを確認しておきたい場合は、次の手順で都道府県から探すと良いでしょう。
尚、市町村まで絞り込めるのであれば、前述の『住所から検索する手順』で探すほうが効率的です。
ドコモ home 5Gは4G LTEエリアでも利用できる
2022年7月現在、ドコモの5G対応エリアはまだ限定的です。
都心部が中心で、残念ながら地方はまだほとんど対応していません。
ん?てことは、ドコモ home 5Gって都会の人しか使えないの?!
大丈夫!
4G LTEに対応しているから、日本全国で使えるわ
4G LTEはスマホなどに利用されているモバイル通信網で、日本全国幅広く繋がります。
山間部などの電波が入りにくい地域にお住まいでない限り、ほとんどの人が使えるでしょう。
ドコモ home 5Gは、4G LTEでも充分快適に使えるので『絶対に5Gを使いたい!』という方でなければ問題ありません。
尚、ドコモ home 5Gは4G LTEと5Gを認識して、より電波が強い方に自動で切り替えてくれます。
手動で通信設定を変更する手間は不要ですので、契約時に4G LTEだったとしても、お住まいの地域が5Gに対応すれば、自動で5G通信を使えるようになります。
本当に問題ない?ドコモ home 5Gの実測値を確認
うちの辺りはまだ4G LTEエリアみたい。
これだと、ドコモ home 5Gを契約しても遅くて使い物にならないんじゃないの?
自宅の周辺が4G LTEエリアだった場合、こういった不安を抱く方もいるでしょう。
そこで、ドコモ home 5Gを実際に使っているユーザーの実測値を調べてみました。
ダウンロード速度 | 155.43Mbps |
---|---|
アップロード速度 | 18.24Mbps |
上記の平均実測値は、5Gユーザーと4G LTEユーザーの計測結果混ざっているので、4G LTEのみの速度というわけではありません。
しかし、対応エリアの比率から単純に考えれば、4G LTEユーザーのほうが多いと予想できます。
光回線の下り平均速度が180~200Mbpsと言われているので、4G LTEエリアのドコモ home 5Gでも、快適に利用できる可能性が高いでしょう。
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
---|---|
4K | 20 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
SD 360p | 0.7 Mbps |
ただし、同日チェックした平均Ping値は54.37msで、オンラインゲームを快適にプレイするには厳しいかなと感じました。
この値だと、FPSや格闘など速さが重要になってくるジャンルのゲームをプレイするのは難しいでしょう。
とはいえ、オンラインゲーム以外の一般的なインターネットの使い方であれば充分快適に使えますので、ご安心ください。
ドコモ home 5Gの対応エリアに関する注意点
ドコモ home 5Gの対応エリアに関する注意点をまとめました。
具体的な理由を説明します。
1.5G対応エリアでも4G LTEに繋がる場合がある
サービスエリアマップで自宅が5Gエリアに該当していても、必ず5G通信を使えるとは限りません。
4G LTE通信に繋がってしまう事も多いんです。
ドコモhome5g設置してみた。
— あおクロぽん (@frontaletoanata) December 27, 2021
エリアマップで5G対応エリアだったが置き場所によって4Gになる感じで常に5Gを繋がる方角で安定。
5Gに繋がっている状態ならiPhoneでの各種計測サイト上で下り400〜500が安定して出る(4Gの場合は70程度)光がVDSL方式しか通ってない古いマンションなので非常に助かった。
モバイル通信は、住宅や周辺施設などのさまざまな要因から影響を受けます。
中でも、高層ビルにお住いの場合は電波が弱くなりがちです。
5G通信のミリ波は直進性が高く、障害物を回避しづらい特徴があります。
さらに、電波は基本的に地上に向けて発しているため、高層階には届きにくくなってしまうんです。
もし自分や家族の中にドコモのスマホを契約している方がいたら、事前に自宅の電波状況を確認しておくと良いでしょう。
2.『なんちゃって5G』の速度は4Gと同じ
5G通信には『5G SA方式』と『NSA方式』の2種類あります。
5Gが本来の力を発揮できるのは、全ての通信設備が5G対応になっている『5G SA方式』の方。
一方、『NSA方式』は4G用設備を使っているため、思ったほどの速度は期待できません。
モバイル電波は、帯域幅が広いほど一度に多くのデータを送受信できる仕組みになっています。
5G通信は、4G通信よりも帯域幅が広いため通信速度も速くなるわけです。
ところが、NSA方式は4G通信の周波数帯を使い、4G通信と同じ帯域幅になるので通信速度も変わりません。
このような実情から、NSA方式の5G通信は『なんちゃって5G』と呼ばれてしまうこともあります。
ただし、NSA方式の通信速度は4G通信と変わらないものの、4G通信よりも低遅延です。
4G通信と全く同じというわけではなく、NSA方式も優れた通信方式である点に変わりはありません。
3.登録住所以外で使うと一時利用停止になる
ドコモ home 5Gは、登録住所以外に持ち運んで使うことは出来ません。
ドコモ home 5Gの対応エリアだからといって、登録外の場所に持ち出して使うのはやめましょう。
登録住所以外で使っている事をドコモ側が感知すると、ドコモ home 5Gの通信が一時停止されます。
さらに、登録住所以外での使用を何度も繰り返していると、強制解約される恐れまであります。
持ち運んで使える『モバイルWi-Fi』とは違い、光回線のように自宅のみで利用できるサービスだと理解しておきましょう。
ちなみに、登録住所を変更したい際は『My docomo』から手続きできます。
引っ越しの際は、必ず変更手続きをしてください。
ドコモ home 5Gはデータ使用料が無制限ですので、旅行などに持って行きたくなるかもしれませんが、規約を守って使いましょう。
ドコモの5G対応エリアは今後も拡大予定
ドコモの5G対応エリアは順次拡大中です。
2024年3月までに人口カバー率90%以上を目指し、拡大計画を進めています。
これまで同時期目標は80%としていたため、計画の進行速度は加速しているようです。
現在の5G対応エリアは都心部が中心ですが、順調に拡大していけば地方でも5G通信を使えるようになるでしょう。
現時点ではドコモの4G LTEエリアの人でも、僻地でなければ2024年ごろには5G通信でドコモ home 5Gを使える可能性が高いです。
まとめ
ドコモ home 5Gの対応エリアの検索方法や、エリアに関する注意点を紹介しました。
今記事のまとめです。
ドコモ home 5Gが利用できるモバイル通信網は『5G』と『4G LTE通信』の2種類あり、自宅がどちらのエリアに対応しているかは、ドコモ公式のサービスエリアマップで検索できます。
また、エリアに関する注意点は下記3つです。
5Gと4G LTE通信に対応しているドコモ home 5Gは、日本全国の地域で幅広く利用できます。
4G LTEエリアでも十分快適にインターネットが使えますので、悩んでいた方も安心して申し込みましょう!
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