楽天モバイルは、国内の通信エリアがどこでも無制限で使い放題となる『Rakuten最強プラン』をリリースしました。
いままでの楽天モバイルは自社回線エリアのみ無制限で、パートナー回線エリアでは月間5ギガという制限がありましたが、それが撤廃されどこでも使い放題になった形です。
生活圏が楽天回線エリアから外れてしまっていた方にとっても、魅力的なプランになったと言えるでしょう！
ただ、そんなRakuten最強プランについてこんな疑問や不安を抱えている人はいませんか。
パートナー回線エリアも無制限になったのは嬉しいけど、その分1日のデータ容量とかが制限されたりしないかな？
確かにこれは気になるところです。
そこで、Rakuten最強プランは1日に何ギガ使うと制限が掛かるのか実際に実験してみました！
Rakuten最強プランとは
Rakuten最強プランは、データ通信無制限・国内通話無料・そして低価格という三拍子揃った、まさに『最強』のスマホ料金プランです。
| rakuten最強プラン | 【旧】rakuten UN-LIMIT Ⅶ | |
|---|---|---|
| 月間データ容量 | 無制限 | 楽天回線：無制限 パートナー回線：5GBまで |
| 通話料金 | 国内無料 ※専用アプリ利用 | 国内無料 ※専用アプリ利用 |
| 月額料金 | ～3GB：1,078円 ～20GB：2,178円 20GB以上：3,278円 | ～3GB：1,078円 ～20GB：2,178円 20GB以上：3,278円 |
以前の楽天モバイルは自社回線エリアのみ無制限で、KDDIから借りているパートナー回線エリアは5GBの制限がありました。
Rakuten最強プランではそれが撤廃され、自社回線エリアとパートナー回線エリアを併せた人口カバー率99.9％の全地域で高速データ通信が使い放題となっています。
また、専用アプリのRakuten Linkを使うことで国内通話は無料でかけ放題！
もちろん電話番号はそのままで、固定電話にかけても無料です。
月額料金は毎月のデータ利用量で決まるワンプランで、どれだけ使っても3,278円を超えることはありません。
仮に月間300ギガ使ったとしても3,278円！
逆に、3ギガしか使わなかった月は1,078円、20ギガしか使わなかった月は2,178円と勝手に安くなります。
Rakuten最強プランはシンプルで分かりやすく、お財布にもやさしいスマホプランなのです。
Rakuten最強プランに1日のデータ容量制限はある？
実は、楽天モバイルは過去に1日10ギガのデータ容量制限を行っていた時期がありました。
1日の間に10ギガ以上のデータ容量を使用すると、翌日になるまで低速でしか通信が出来なくなってしまっていたんです。
低速になると動画やゲームはまず無理で、ホームページやSNSの閲覧にさえ支障をきたします。
高画質で動画を見ていると、意外とすぐに10ギガ超えちゃいます
この10ギガ制限は2022年の10月頃に撤廃されましたが、Rakuten最強プランになったことでまた似たような制限が復活する可能性は無いのでしょうか。
このことについて、楽天モバイル側が公式にアナウンスすることは無いと思いますが、可能性はゼロでは無いでしょう。
というのも、パートナー回線エリアのデータ容量は楽天モバイル側が購入していると考えられるからです。
どのような契約形態になっているかは分かりませんが、きっと無制限で大量に使われるのはきついはず。
このことから、パートナーエリアでも無制限で使えるRakuten最強プランになったことで、再び1日のデータ容量制限が復活してしまう可能性も『あり得ない』とは言えません。
【実験】Rakuten最強プランは1日何ギガ使うと制限がかかるのか
ということで、Rakuten最強プランは1日にどのくらい容量を使うと制限がかかるのか実験してみることにしました。
実験環境
実験日時は2023年6月30日の月末。
スマホはPixel6aで楽天モバイルのAirSIMが入っています。
Wi-FiをOFFにして、YouTubeで4Kの高画質動画を流しっぱなしにしながら1日生活してみました。
尚、Rakuten最強プランに切り替わって以降、アプリやエリアマップでは今いる場所が楽天回線エリアなのか、パートナー回線エリアなのかは分からなくなってしまいました。
そのため実験のエリアは限定していません。
また、楽天モバイルのアプリには当日のデータ使用量の表示がないため、朝一でスクショした数値を元に使用量を計算しています。
10ギガ｜以前の制限は余裕で突破
YouTube動画の音楽を聴きながら家事をこなし、お昼頃に10ギガを突破しました。
今の時代、スマホで10ギガを消費するのもあっという間です
この時点で特に速度制限がかかった様子はありません。
とりあえず、10ギガ制限は復活していないようです。
20ギガ｜まだまだ余裕
買い物に出かけた時間を除いて動画を流し続け、16時頃に20ギガに到達しました。
高画質動画が途切れることも無く、まだまだ余裕といった感じです。
30ギガ｜制限がかかる気配はなし
そこから1時間10分程度でさらに10ギガを消費し、30ギガを突破しました。
この時点でも制限がかかる気配は無し。
40ギガ｜そろそろ危ないかな？
夕ご飯の片づけをしている頃に40ギガに到達。
以前、制限がかかっていたデータ容量の4倍を消費したことになります。
『そろそろ危ないかな？』と思いつつも、制限がかかった様子はありません。
50ギガ｜4K動画も快適に視聴可能
夜の21時半頃に50ギガを突破。
この時点でも速度制限は無く、4K動画も高画質で閲覧できています。
60ギガ｜最後まで制限が掛からず
夜の23時56分、データ使用量60ギガを越えました。
ここで24時を迎え検証は終了。
結局、最後まで制限は掛かりませんでした。
楽天モバイルはベストエフォート方式サービス
楽天モバイルは『ベストエフォート方式』で提供されているサービスです。
ベストエフォート方式とは『企業として最大の通信速度が出る様に努力しますが、結果が伴わなくても保証はしません』というサービス提供方式のことです。
スマホの通信速度は、エリアや通信環境、回線の混雑状況、使用している端末などに影響を受けてしまうので、これは仕方のない事といえるでしょう。
実際、日本で提供されている個人向け通信サービスのほとんどがベストエフォート方式です。
そんなベストエフォート方式で提供されている楽天モバイルは、たまたま私が1日に60ギガ使っても制限されませんでしたが、回線が混雑している場合はもっと少ないギガ数でも速度制限を掛けられてしまう可能性があります。
今回の実験結果だけで『楽天モバイルは1日60ギガ使っても大丈夫！』と決めつけるのは、避けた方が良いでしょう。
まとめ｜今のところRakuten最強プランに1日のデータ容量制限は無さそう
Rakuten最強プランは1日に何ギガ使うと制限が掛かるのか、実際に実験してみました。
結果は…1日で60ギガ使っても制限はかからず！
今のところRakuten最強プランに1日のデータ容量制限は無さそうです。
これなら動画をたっぷり見ても安心ね！
ただし、いつでも60ギガ使って大丈夫なのかと言えば、そういうわけではありません。
楽天モバイルはベストエフォート方式で提供されているため、ネットワークに余裕があれば1日60ギガ以上使っても大丈夫ですが、逆に混雑している時は10ギガ未満でも制限をかけられる可能性があると考えられるからです。
今回の実験結果だけで『楽天モバイルは完全に容量無制限で使い放題』だとは考えない方が良いでしょう。
おまけ｜楽天本社付近で速度測定したら下り1Gbps越え！
先日、たまたま楽天本社のある二子玉川付近に行く用事があったので、記念に楽天モバイルの速度を測定してみました。
結果はこちら。
| ネットワーク | 5G |
|---|---|
| ダウンロード | 1.1Gbps |
| アップロード | 40Mbps |
| アンロード済みレイテンシ | 23ms |
| ロード済みレイテンシ | 62ms |
なんと下り1Gbps越えです！
えーっ、自宅のNURO光より速いじゃない？！
さすが本社近くは力が入っているなと感じました。
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