ソフトバンク光には『光BBユニット』という専用のブロードバンドルーターをレンタルできるオプションが用意されています。
といっても、これが無くてもインターネットには繋がりますし、513円の月額料金が掛かる有料オプションのため、よく知らない人はこう言うと思いますが。
うちは要りません!
結論から言いますと、ソフトバンク光を契約するなら出来るだけ光BBユニットをレンタルすることをおすすめいたします。
なぜならソフトバンク光は、光BBユニットを接続したときだけ高速インターネット通信が出来る『IPv6高速ハイブリッド』が利用できる仕組みになっているからです!
ネット人口やIT端末が増え回線混雑が起きやすくなっている昨今、IPv6高速ハイブリッド無しではストレスの溜まるインターネット生活を送ることになってしまうでしょう。
尚、自分やご家族の中にソフトバンクかワイモバイルスマホのユーザーがいれば、『おうち割 光セット』という割引サービスを組むことで、実質負担0円で光BBユニットを含む以下3つのオプションを利用することも可能です。
オプション | 単体契約時の月額料金 |
---|---|
光BBユニット | 513円 |
Wi-Fiマルチパック | 1,089円 |
ひかり電話 ※3種類から1つ | ・ホワイト光電話:513円 ・光電話(N):550円 ・BBフォン:0円 |
という事で今記事では光BBユニットの役割やレンタルすべき理由、お得に利用する方法などを紹介いたします。
ソフトバンク光を契約予定の方は、ぜひ事前にご確認ください。
光BBユニットとは
光BBユニットは、ソフトバンクから有料でレンタルできる白いブロードバンドルーターです。
かなり多機能な機種で、主に次の4つの役割が備わっています。
尚、光BBユニットをレンタルするには下記の月額料金が必要です。
光BBユニットレンタル 月額料金 | 513円 |
---|
ソフトバンク光を契約するなら光BBユニットをレンタルすべき理由
光BBユニットはあくまでオプションですので、必ずレンタルしなければならないわけではありません。
実際、これが無くてもインターネットには繋がりますし、『ルーター機能』や『Wi-Fi機能』は市販の無線LANルーターを購入した方が月額料金を払い続けるより安く済みます。
ただし、それでもソフトバンク光を契約するなら光BBユニットをレンタルした方が良い理由があるんです。
その理由はたった1つ。
ずばり、ソフトバンク光は光BBユニットを接続したときだけ『IPv6高速ハイブリッド』が利用できるようになるためです。
快適な速度でインターネットが利用できる『IPv6高速ハイブリッド』とは
IPv6高速ハイブリッドは、回線混雑を避けて快適・高速にインターネットが利用できるようになる接続方式です。
少し難しいので、順を追って説明しましょう。
IPv4とIPv6の違い
パソコンやスマホ、IT家電などの端末は、インターネットに接続する際、それぞれを識別するための「IPアドレス」という番号が割り振られています。
そのIPアドレスを付与する役割を担っているのが、IPv4やIPv6という接続方式です。
今までは約43億個のIPアドレスが発行できるIPv4が主流で利用されてきましたが、ネット人口やIT端末の増加に伴い、『IPアドレスが足りない!』と言う問題が起こるようになってきました。
IPアドレスが枯渇すると、回線混雑が起きて著しく速度が低下したり、インターネットに接続できない端末が出てきてしまいます。
そこで、この問題を解決すべく新たに採用されたのが、約340澗個という途方もない数のIPアドレスを利用できる接続方式『IPv6』です。
IPv4 | 約43億個 (4,294,967,296個) |
---|---|
IPv6 | 約340澗個 (340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456個) |
IPv6高速ハイブリッドはIPv4とIPv6両方に対応している
ただしIPv6にも問題がありました。
というのも、世の中にはまだIPv4に対応したサイトやサービスの方が圧倒的に多く、IPv6接続ではこれらにアクセスできないんです。
そこで、切り替え不要でIPv4とIPv6のサイト、どちらも閲覧できるようにする接続方式が開発されました。
それがソフトバンク光が導入している『IPv6高速ハイブリッド』です。
この接続方式を利用すれば回線混雑の影響を受けずに、いつでも快適・高速にインターネットを利用することが出来るようになるというわけです。
ソフトバンクやワイモバイルとのセット割『おうち割 光セット』を組むなら光BBユニットのレンタルは必須
ソフトバンク光には、ソフトバンクスマホ、またはワイモバイルスマホの月額料金割引が受けられるセット割サービスが用意されています。
その名も『おうち割 光セット』
毎月最大1,100円の割引が、家族のスマホやタブレットを含めて合計10台まで受けられる非常にお得なサービスです。
ただし、この割引を適用するためには光BBユニットを含む次の3つの有料オプションに加入しなければなりません。
オプション | 月額料金 | 概要 |
---|---|---|
光BBユニット | 513円 | ・IPv6高速ハイブリッドが使えるようになる ・光電話機能を併せ持った専用ルーター |
Wi-Fiマルチパック | 1,089円 | ・光BBユニットからWi-Fiを飛ばせるようになる |
・ホワイト光電話 ・光電話(N) ・BBフォン ※上記3つのいずれか | 513円 550円 0円 | ・光回線を利用した固定電話 |
え、割引を受けるために有料オプションに入るってどういうこと?!
たしかに、分かり辛くて一瞬『は?!』となりますがご安心ください。
実際には損にならないような仕組みになっているんです。
おうち割 光セットを組むと光BBユニットを含む3つのオプションがお得な料金で利用できる
おうち割光セットの適用条件である3つのオプションは有料で、それぞれ最安プランで契約しても合計1,602円もかかります。
しかし、おうち割 光セットが適用されると、3つのオプションは自動的にパック扱いになり特別価格の550円で利用できるようになるんです。
おうち割光セットの最小割引額は550円ですのでスマホ1台で最低でもトントン、1台で1,100円割引だったり2台以上契約している場合は割引額の方が大きくなります。
また3つのオプションはそれぞれ利用価値が高いので、それがセットで550円で利用できるのはかなりお得と言えるでしょう。
オプション | 概要 |
---|---|
光BBユニット | IPv6高速ハイブリッドが利用できるようになる |
Wi-Fiマルチパック | 光BBユニットからWi-Fiが飛ばせる |
ひかり電話 | 基本料金、通話料金ともにNTTの固定電話より大幅に安くなる |
光BBユニットでIPv6高速ハイブリッドを有効にしたままWi-Fiを飛ばす2つの方法
ソフトバンク光に光BBユニットを接続し、IPv6高速ハイブリッドを有効にしたままWi-Fiを飛ばす方法は2パターンあります。
おうち割 光セットを適用するか、しないかでコストが異なるため、どちらの方法を取るか決めるのがおすすめです。
おうち割 光セットを適用するなら | 有料オプションのWi-Fiマルチパックを申し込む |
---|---|
おうち割 光セットを適用しない方は | 市販の無線LANルーターを購入する |
ソフトバンクかワイモバイルのスマホユーザーは光BBユニット+Wi-Fiマルチパックを利用する
ソフトバンク光とソフトバンクスマホ、またはワイモバイルスマホとの『おうち割 光セット』を組むと、下記3つのオプションがパック料金の550円で利用できるようになります。
・・・と言うか、3つのオプションに加入することが割引適用の条件になっているため、必ず契約しなければなりません。
Wi-Fiマルチパックは光BBユニットのWi-Fi機能を開放するためのオプションで、当然そのWi-FiはIPv6高速ハイブリッド接続になっています。
つまり、無線で接続するスマホやタブレットでも快適なインターネット利用が可能です。
また、おうち割 光セットの割引は最小でも550円ですので、3つのオプション料金と最低でもトントン。
つまり、おうち割 光セットを組めば快適なWi-Fi環境が0円以下で整う事になるんです。
ソフトバンクやワイモバイルのスマホを使ってない方は光BBユニットだけレンタルすればOK
自分や家族の中にソフトバンクやワイモバイルのスマホユーザーがいない場合は、残念ながらおうち割 光セットを組むことが出来ません。
この場合、光BBユニットとWi-Fiマルチパックを両方契約すると、1,602円もの月額料金が掛かってしまいます。
Wi-Fiを飛ばすだけでこの月額料金を払うのは、正直割に合いません
ソフトバンク光の契約に合わせてスマホも乗り換えおうち割 光セットを組むのも一つの手ですが、それも難しい場合は市販の無線LANルーターを買っちゃいましょう!
無線LANルーターは家電量販店やインターネット通販などで、安いものなら3,000円くらいから、高いものでも20,000円くらいで購入できます。
あまり安いのは電波が弱かったりするのでお勧めしませんが、5,000円クラスでも機種によっては十分光回線のスペックに対応可能です。
ただし、市販の無線LANルーターをダイレクトに接続してもIPv6高速ハイブリッドが利用できないため、光BBユニットだけはレンタルしましょう。
また、無線LANルーターは必ずIPv6に対応した機種を選んでください。
光BBユニットに市販の無線LANルーターを接続すればWi-Fiが飛ばせる
ソフトバンク光は、光BBユニットを接続することで初めてIPv6高速ハイブリッドが利用できるようになります。
では、どうやって市販の無線LANルーターを接続するかと言うと・・・
まず先に光BBユニットを接続し、そこに無線LANルーターを接続すれば良いんです!
この方法で、Wi-Fi接続時もIPv6高速ハイブリッドで快適なインターネットが利用できるようになります。
無線LANルーターはブリッジモードで利用しよう
光BBユニットに市販の無線LANルーターを接続する場合、1つ注意点があります。
それは、『無線LANルーターはブリッジモードで接続する』という事です。
光BBユニットには元々ルーター機能が備わっているため、そこに新たに無線LANルーターを接続すると、いわゆる『二重ルーター状態』となってしまいます。
この状態になると、Wi-Fi電波が弱まったり、外出先から自宅のHDDにアクセスする際などに思わぬトラブルが起こることがあるんです。
無線LANルーター側をブリッジモードに設定しておけば、ルーター機能は無効になり、Wi-Fi機能だけをオンにすることが出来ます。
※メーカーや機種によってはブリッジモードでは無く、BRモード、アクセスポイントモード、APモードなどと書かれている事があるのでご注意ください。
ソフトバンク光でIPv6高速ハイブリッド接続ができているか確認する方法
ソフトバンク光に光BBユニットを接続したら、ちゃんとIPv6高速ハイブリッド通信に切り替わっているか確認してみましょう。
1.『IPv6接続確認ページ』で確認する
下記、ソフトバンク公式の確認ページにアクセスしてみて下さい。
アクセス後に表示された内容によって、IPv6接続になっているか確認することが出来ます。
表示内容 | 意味 |
---|---|
ACCESS via IPv6 Internet | 正常にIPv6高速ハイブリッド通信が利用できています |
ACCESS via IPv4 Internet | IPv6高速ハイブリッド通信が利用できていない状態です |
2.My SoftBankにログインして確認する
ソフトバンクのマイページサービス『My SoftBank』にログインすることで、IPv6高速ハイブリッド通信になっているかを確認することが出来ます。
※My SoftBankにログインするにはS-IDとパスワードが必要です。
ログインしたら『お客様情報』>『ご契約情報』と進み、『お申込みサービス』欄を確認してください。
表示内容でIPv6接続になっているか、確認することが出来ます。
表示内容 | 意味 |
---|---|
IPv6 IPoE + IPv4 | 正常にIPv6高速ハイブリッド通信が利用できています |
IPv4 PPPoE | IPv6高速ハイブリッド通信が利用できていない状態です |
もし、光BBユニットをレンタルしているのにIPv6高速ハイブリッド通信になっていないようであれば、ソフトバンク光サポートセンターへ連絡して相談してみましょう。
電話番号 | 0800-111-2009(通話料無料) |
---|---|
受付時間 | 10:00~19:00 年中無休 |
5.ソフトバンク光の光BBユニットの返却方法
光BBユニットはあくまでもレンタル品ですので、解約する際は返却が必要です。
光BBユニット本体の他、電源アダプタやLANケーブル、モジュラーケーブルなども合わせて返却しましょう。
返却の場合の送料は自己負担となります。
尚、故障やトラブルなどによる交換の場合は配達員に渡すだけなので送料は不要です。
光BBユニット2.4のスペック
最後に、最新の光BBユニットの仕様を紹介いたします。
WANポート | インターフェース | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T | |
---|---|---|---|
伝送速度 | 1Gbps | ||
WANポート | 1ポート | ||
LANポート | インターフェース | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T | |
伝送速度 | 1Gbps | ||
LANポート | 4ポート | ||
内蔵無線LAN機能 | 無線LAN規格 | IEEE 802.11b/g/n/a/ac/ax | |
周波数帯 | 2.4GHz帯/5GHz帯 | ||
使用チャンネル | 2.4GHz | 1 ~ 13(自動:1 ~ 11) | |
5GHz | 36 ~ 64、100 ~ 140(自動)/36 ~ 48(自動)/ 52 ~ 64(自動)/100 ~ 144(自動)/36/40/44/48 |
||
暗号化方式 | WPA3/WPA2/WPA(PSK:AES)、WPA(PSK:TKIP)、WEP | ||
伝送速度 | 最大 2.4Gbps | ||
最大接続数 | 有線 | 253 | |
無線 | 64 | ||
その他ポート | USBポート | 2ポート | |
電話機ポート | 1ポート | ||
電話回線ポート | 1ポート | ||
動作環境 | 周囲温度 | 5 ~ 40℃ | |
周囲湿度 | 15 ~ 85%(結露しないこと) | ||
定格電圧 | 12V | ||
定格電流 | 3.5A | ||
最大消費電力 | 38W | ||
電源 | ACアダプタ | ||
入力 | AC100V、50/60Hz | ||
外形寸法 | 高さ252mm×横幅183mm×奥行45mm | ||
本体重量 | 約720g | ||
主な機能 | 11ax オートチャンネル選択 ビームフォーミング 4×4 MIMO マルチユーザーMIMO(MU-MIMO) WPS |
まとめ
ソフトバンク光の有料オプション『光BBユニット』をレンタルした方が良い理由を紹介しました。
今記事のまとめです。
ソフトバンク光を契約するなら、出来るだけ光BBユニットをレンタルすることをおすすめいたします。
なぜなら、ソフトバンク光は光BBユニットを接続したときだけ高速インターネット通信が出来る『IPv6高速ハイブリッド』が利用できる仕組みになっているからです!
IPv6高速ハイブリッドがあるのと無いのとでは速度に大きな違いが出るため、初めから光BBユニットの料金込みで考えた方が良いでしょう。
尚、自分やご家族の中にソフトバンクかワイモバイルのスマホユーザーがいる場合は、『おうち割 光セット』を組むことで光BBユニットを含めた下記3つのオプションが、パック料金の550円で利用できるようになります。
オプション | 月額料金 | 概要 |
---|---|---|
光BBユニット | 513円 | ・IPv6高速ハイブリッドが使えるようになる ・光電話機能を併せ持った専用ルーター |
Wi-Fiマルチパック | 1,089円 | ・光BBユニットからWi-Fiを飛ばせるようになる |
・ホワイト光電話 ・光電話(N) ・BBフォン ※上記3つのいずれか | 513円 550円 0円 | ・光回線を利用した固定電話 |
おうち割 光セットによって最低でも550円のスマホの月額料金割引が入るので、実質0円でIPv6高速ハイブリッドとWi-Fiが利用できると考えればかなりお得です!
ソフトバンクかワイモバイルのスマホを契約している方は、ぜひ活用しましょう。
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