NTTの光回線『フレッツ光』は、現在法人客向けに力を入れていると言われていて、残念ながら個人の方が新たに契約したり継続利用するメリットはほぼありません。
一方、NTTドコモが運営する『ドコモ光』は、スマホとのセット割やWi-Fiルーターの無料レンタルなど、魅力的なキャンペーンやサービスを多数展開しています。
正直、個人の方で現在フレッツ光を利用中なら、このまま使い続けるよりドコモ光に乗り換えてしまった方がお得なんです!
また、フレッツ光とドコモ光は同じ回線を利用しているため、『転用』という仕組みを使って工事不要で乗り換えることが出来ます。
もちろん工事費用は掛かりませんし、フレッツ光の解約違約金も無料です!
この記事ではフレッツ光からドコモ光に乗り換えるメリットや、転用方法をご紹介いします。
現在フレッツ光を利用している方は、ぜひチェックしてみて下さい。
フレッツ光とドコモ光は同じ回線を利用しているから工事不要で乗り変えられる!
『フレッツ光』は、電話会社のNTTが運営している光回線インターネットサービスです。
一方『ドコモ光』は、その名前から分かる通り携帯事業者のNTTドコモが運営している光回線インターネットサービスです。
実はこの2つは、同じ回線を利用してサービスを提供しています。
というのも、ドコモ光はNTTのフレッツ光回線を借りてサービスを提供する『光コラボレーションモデル』だからです。
携帯事業者やプロバイダ事業者がNTTのフレッツ光回線を借り受け、自社のサービスとセットにして運用している光回線サービスのこと。
有名どころだと、ドコモ光、ソフトバンク光、So-net光、楽天ひかり、ビッグローブ光などがある。
同じ回線を利用しているため、フレッツ光からドコモ光へは工事不要で乗り換えることができるんです。
工事不要で乗り換えができる『転用』とは
『転用』とは、フレッツ光から光コラボレーションに工事不要でスムーズに乗り換えられる仕組みの事です。
普通、光回線の乗り換えは手間やお金が掛かります。
現在の回線を解約する際には解約違約金が掛かりますし、新しい回線の導入には開通工事を行う必要があるからです。
しかし、転用を利用すればフレッツ光の解約違約金も新しい回線の開通工事もいりません。
ほぼ、ノーリスクでスムーズに乗り換えることができるんです!
フレッツ光で利用している固定電話の番号がそのまま引き継ぎできる
フレッツ光でひかり電話を利用していた場合、ドコモ光への乗り換えで電話番号が消滅してしまうのではないかと心配になっている方もいると思います。
ご安心ください!
『転用』を利用すれば、電話番号も一緒に引継ぎ可能です
ちなみに、転用の仕組みができる前はひかり電話で発番した電話番号の引き継ぎが出来ませんでしたし、NTTからひかり電話へ移行した番号の引継ぎもアナログ戻しが必要でとても面倒でした。
その頃から考えると、今はとても乗り換えがしやすくなっています。
フレッツ光からドコモ光に乗り換える4つのメリット
フレッツ光からドコモ光に乗り換えるメリットは4つあります。
一つずつ見ていきましょう。
1.ドコモスマホの月額料金割引が受けられる
ドコモ光 セット割は、ドコモスマホとドコモ光をセットで利用することで、スマホ側の月額料金割引が受けられるサービスです。
割引額はスマホ1台当たり550円~1,100円。
自分や家族の端末も併せて合計20台まで割引対象に含めることが出来ます。
ちなみに、他社回線のセット割はオプション加入などが条件になっている場合が多いのですが、ドコモ光セット割の場合はドコモ光とドコモスマホを契約しているだけでOKです。
詳しい割引額はこちら。
スマホの料金プラン | 割引額 |
---|---|
eximo | 永年 –1,100円 |
irumo 0.5GB | — |
irumo 3GB | 永年 –1,100円 |
irumo 6GB | 永年 –1,100円 |
irumo 9GB | 永年 –1,100円 |
スマホの料金プラン | 割引額 |
---|---|
5Gギガホ プレミア 5Gギガホ ギガホ プレミア ギガホ | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ4:~7GB> | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ3:~5GB> | 永年 –1,100円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ2:~3GB> | 永年 –550円 |
5Gギガライト/ギガライト <ステップ1:~1GB> | — |
※『ahamo』はセット割対象外です。
もし4人家族でそれぞれ1,100円割引対象のスマホを使っていたら、毎月4,400円がずーっと割引されるということです。
えっ、すごい割引
2.通信速度が速くなる
ドコモ光は、NTTのフレッツ光回線を利用して通信を行う光コラボレーションサービスですので、通信品質はフレッツ光と全く同じです。
ただし、選択するプロバイダによっては混雑を避けて通信を行う事が出来る『IPoE/IPv4 over IPv6接続方式』に対応しているため、インターネットを快適・高速に楽しむことが出来ます。
速度測定が出来る『みんなのネット回線速度』で公表されていたドコモ光の平均実測値は下表のとおり。
下り平均速度 | 上り平均速度 |
---|---|
259.77Mbps | 273.44Mbps |
この速度ならストレスを感じることなく、十分快適にインターネットが利用できるはずです。
尚、ドコモ光は契約するプロバイダーによって速度が異なります。
速度を重視したい方は、実測平均速度などをチェックして下り平均速度の速いプロバイダを選びましょう。
下り平均速度 | 上り平均速度 | |
---|---|---|
GMOとくとくBB | 275.05Mbps | 311.37Mbps |
OCNインターネット | 270.69Mbps | 273.78Mbps |
BIGLOBE | 235.78Mbps | 251.52Mbps |
※実測平均速度は、『みんなのネット回線速度』サイトで2024年1月1日から直近3ヶ月に計測された結果から計算されたものです。
ちなみに、フレッツ光にも似たようなIPv6オプションが用意されていますが、対応しているプロバイダは限られていますし、別途申し込みなどが必要になります。
3.月額料金が安くなる
インターネットを利用するには、回線とプロバイダ双方のサービスが必要です。
そのため、フレッツ光では回線はNTTと契約しますが、別途プロバイダ事業者とも契約を結ばなければなりません。
月額料金もNTTとプロバイダそれぞれかかるので、合算するとどうしても高くなってしまうんです。
一方、ドコモ光は回線とプロバイダがセットになった一体型サービスですので、NTTドコモと契約するだけでインターネットが利用できます。
請求もシンプルになって通信費が把握しやすく、フレッツ光に比べてリーズナブルです。
尚、ドコモ光もプロバイダ自体は選べるようになっています。
タイプAとタイプBのプロバイダが存在しますが、月額料金が安いタイプAの方がおすすめです。
戸建て | マンション | |
---|---|---|
1ギガ タイプA (2年契約) | 5,720円 | 4,400円 |
1ギガ タイプB (2年契約) | 5,940円 | 4,620円 |
4.Wi-Fiルーターが永年無料でレンタルできる
スマホやノートパソコン、IT家電などを光回線に繋ぐ際に必要になるのがWi-Fiです。
フレッツ光でWi-Fiを利用するには、NTTから有料でレンタルするか、市販のWi-Fiルーターを購入する必要がありました。
一方、ドコモ光では提携している多くのプロバイダが、Wi-Fiルーターの無料レンタルサービスを提供しています。
もちろん、ドコモ光の高速通信に対応したWi-Fiルーターです!
こういったプロバイダを選べば、自分でWi-Fiルーターを選ぶ手間もいりませんし、レンタル料金などのお金もかかりません。
フレッツ光からドコモ光に乗り換えるデメリット
フレッツ光からドコモ光への『転用』はメリットが多いですが、デメリットも無いわけではありません。
例えば下記2点が挙げられます。
詳しく見てみましょう。
私としては、あまり大したデメリットでは無いと思っています
1.フレッツ光に戻すことができない
フレッツ光からドコモ光に転用した後、万が一『やっぱりフレッツ光の方が良かったな・・・』と思っても、簡単にはフレッツ光に戻せません。
というのも、転用の仕組みが利用できるのはフレッツ光から光コラボレーションモデルへ乗り換える一方通行だけで、その逆は出来ないためです。
どうしてもフレッツ光に戻りたければ、一度ドコモ光を解約し、新規でフレッツ光に加入しなければなりません。
ドコモ光の解約違約金もかかりますし、フレッツ光の開通工事費もかかってしまいます。
とはいえ、ドコモ光からフレッツ光に戻すメリットはほとんど無いので、かなりのレアケースでしょう。
2.プロバイダ発行のメールアドレスは引継ぎができない
ドコモ光に乗り換えると、フレッツ光利用時に契約していたプロバイダは必要無くなるので、ほとんどの方は解約することになります。
ただし、もしプロバイダ発行のメールアドレスを利用していたら、解約すると使えなくなってしまうのでご注意ください。
どうしても同じメールアドレスを使い続けたい場合は、メールサービスだけの安価なプランに切り替えてプロバイダとの契約を継続するという方法があります。
また、今はGmailやYahooメールなど無料で利用できるメールアドレスもたくさんあるので、転用を機に乗り換えてしまうのも良いでしょう。
尚、フレッツ光とドコモ光で利用するプロバイダが同一の場合は、メールアドレスもそのまま引き継ぎ可能です。
フレッツ光からドコモ光に転用する方法
フレッツ光からドコモ光へ転用する方法をまとめました。
最初にNTTから転用承諾番号を取得する
転用する際は、最初にNTTから『転用承諾番号』を取得し、それを乗り換え先の光回線事業者に伝えることで情報が共有され、スムーズな乗り換えが可能になります。
まずは、フレッツ光を契約しているNTTに連絡して『転用承諾番号』を取得しましょう。
尚、転用承諾番号申請時には下記の情報が必要です。
事前に用意してから手続きを行いましょう。
NTT東日本 | NTT西日本 | |
---|---|---|
WEBで取得 | 転用受付専用ページ 受付時間:8時30分~22時 | 転用受付専用ページ 受付時間:8時30分~22時 |
電話で取得 | 0120-140-202 受付時間:9時~17時 | 0120-553-104 受付時間:9時~17時 |
取得した『転用承諾番号』の有効期限は予約当日を含め15日間です。
転用承諾番号の有効期間の残り日数によっては手続き中に無効になってしまう事もあるので、取得後は早めに手続きを進めてください。
転用手続きの流れ
- STEP1NTTから転用承諾番号を取得する
Webもしくは電話で取得できます。
- STEP2ドコモ光を『転用』で申し込む
フレッツ光からの転用という旨と、転用承諾番号を伝えてドコモ光を申し込みます。
利用したいプロバイダのキャンペーン窓口か、WEB代理店のキャンペーン窓口がおすすめです。 - STEP3回線の切り替え
予定日にインターネット回線がフレッツ光からドコモ光に切り替えられます。
工事等は行いません。 - STEP4ドコモ光の利用開始
Wi-Fiルーターやパソコンなどの接続設定をすれば、ドコモ光でインターネットができるようになります!
- STEP5それまで使っていたプロバイダの解約
フレッツ光で利用していたプロバイダを解約しましょう。
※Wi-Fiルーターや端末の接続設定が不安な方は下記動画をご覧ください。
最後のプロバイダの解約手続を忘れると、毎月無駄な支払が発生してしまいます。
意外と忘れやすい内容なので、早めに片づけてしまいましょう
ドコモ光のおすすめ申し込み窓口『GMOとくとくBB』
特典 | ・100,000円 キャッシュバック ・dポイント 2,000pt(期間限定・用途限定) |
---|---|
手続き方法 | 開通月を含む4カ月目に届く 案内メールに従い 振込指定口座を登録 |
適用条件 | とくになし |
受取時期 | 5カ月後 |
ドコモ光の一番おすすめの申し込み窓口は、プロバイダの『GMOとくとくBB』です!
高額キャッシュバック+dポイントが貰える上に、Wi-Fiルーターが永年無料でレンタルできるなど、キャンペーンがとても魅力的です。
さらに、月額料金が安く実測値が速いことも評価のポイントになりました。
もちろんドコモスマホの月額料金が割引になる『ドコモ光 セット割』や、新規工事費が無料になる公式キャンペーンも併用可能です!
まとめ
フレッツ光からドコモ光に乗り換えるメリットや、転用方法について紹介しました。
今記事のまとめです。
フレッツ光を利用中の方がドコモ光に乗り換えるメリットは4点あります。
個人でフレッツ光を利用している方は、そのまま継続し続けてもほとんどメリットはありません。
転用の仕組みを使って、早めの乗り換えを検討しましょう!
フレッツ光からドコモ光への乗り換え手順は下記の通りです。
尚、ドコモ光に転用するなら、プロバイダは『GMOとくとくBB』がおすすめです。
高速通信に標準対応していて、Wi-Fiルーターは永年無料でレンタル可能!
さらに申し込みでキャッシュバックも受け取れます。
ドコモ光の申し込みを検討している方は、ぜひキャンペーン内容をチェックしてみてください。
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